森の移り変わり


針葉樹と広葉樹が混じった林の時代(4万年から2万5先年前)

 モミの仲間・ツガの仲間・マツの仲間・トウヒの仲間などの針葉樹に、ブナの仲間・コナラの仲間。カバノキの仲間・シナノキの仲間などの広葉樹が混じってはえている森で、現在の日本列島では見られない森。
 気候は今よりも寒かったが(最終氷期)、そのなかでは比較的暖かかった(小温暖期)ときの森林。

針葉樹の時代(2万5千年から1万年前)

アオモリトドマツの森

 モミの仲間とツガの仲間の針葉樹の花粉が60%を占め、カバノキの仲間の花粉が15%ふくまれる。この3つの仲間の組み合わせは現在の亜寒帯にある針葉樹の林と似ている。
モミの仲間の花粉はアオモリトドマツのもの、ツガの仲間の花粉はコメツガのもの、カバノキの仲間の花粉はダケカンバのものであると考えられる。この木の組み合わせの森は、現在の蔵王山系の1100mよりも高いところで見られる。
 今よりも寒かった時代(最終氷期)の中でもっとも寒かった時代の森林。

写真は現在の蔵王のアオモリトドマツの林

広葉樹の時代(1万1先年から4千年前)

 コナラの仲間・ブナの仲間・クルミの仲間・クマシデの仲間・ニレの仲間などの広葉樹の森で、針葉樹はマツの仲間とスギの仲間がわずかにはえていた時代。

ブナの時代(〜現代)

ブナ林

 月山などで見られるようなブナ林の時代。
 ブナの仲間の花粉が約80%、コナラの仲間の花粉が約10%産出する。
 現在のブナ林そのものであるが、現在の曲沼のまわりにブナ林は見られない。これは人間がブナを伐採したためと考えられる。曲沼のまわりにはえているカラマツ林やアカマツ林は60年くらい前に植林したものである。

写真は白鷹山の山頂付近のブナ林(ブナ林の調査中の様子)

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